和名
キイロタサ
学名
Wildemania occidentalis
〔ウィルデマニア オシデンターリス〕
所属
紅藻 ウシケノリ科 ベニタサ属
特徴
葉状体は赤紫色の長卵形ないし長楕円形で、しばしば裂葉をもっている。基部は楔形である。大きいものは長さ40 cm、幅7 cmくらいにまでなる。縁辺は波打っている。2層の細胞からなり、厚さは48‐62 ㎛である。各細胞は1個の色素体をもつ。雌雄異株である。生活環は調べられていない。
分布
北海道東部、千島列島、アメリカ西岸。漸深帯上部に生育する。
解説執筆
有賀 祐勝(あるが・ゆうしょう)
一般財団法人海苔増殖振興会副会長、浅海増殖研究中央協議会会長、公益財団法人自然保護助成基金理事長、東京水産大学名誉教授、理学博士
おしば標本の写真提供
菊地 則雄(きくち・のりお)
千葉県立中央博物館分館海の博物館主任上席研究員、理学博士